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by iiwi2
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不気味の谷のモンスター

リアル過ぎる『Xbox 360』用ゲームと「不気味の谷」現象 | Excite エキサイト : ニュース
 「モンスター」とは、もちろん、ナオミ・ワッツのこと。

 本物のナオミ・ワッツではない。ご本人は心臓が止まりそうになるほど愛くるしい。私が話しているのは、ゲームの中で遭遇するCGのナオミ・ワッツのことだ。

 ナオミ・ワッツのアバターは、ある意味で、見事なレプリカだ。この女優に欠かせない長いブロンドの髪もちゃんと再現されているし、情感たっぷりの声は本人が吹き込んだものだ。ただし、顔を見ると何かがおかしいことに気づく。アニメ映画『コープス・ブライド』の死体の花嫁に見つめられているような気になるのだ。

 バーチャルのナオミ・ワッツは肌が不自然にたるみ、皮下の筋肉組織とつながっていないように見える。ワッツがしゃべると、その唇がフランケンシュタインのようにこわばった動きをする。そして、あの眼ときたら! それはまるで2つの覗き穴のようで、穴の先は魂の存在しない殺伐とした電気じかけの宇宙につながっている。

 「まったく」と、私は妻に向かって愚痴を言う。「ようやく若くてゴージャスな女優と付き合えると思ったら——彼女、死んでるよ」
その責任は、Xbox 360自体にも、その最先端のグラフィックエンジンにもそれぞれある。確かにXbox 360は、既存のどのゲーム機よりもリアルで写真のような人間のアバターを描き出すことができる。しかし、この技術こそが、登場人物が不気味に見える原因なのだ。

 この逆説的な効果には、『不気味の谷』という呼び名がついている。この概念を提唱したロボット工学の研究者、森政弘博士によると、人間に似せた像を作る場合は解像度を比較的低くした方が生き生きとして違和感がなくなるという。
アバターが漫画のようなタッチで描かれていれば、人間の脳は見たものをリアルな像に近づけるために空白の部分を補う。

 では、人間のアバターが写真のようにリアルになった場合はどうだろうか? ここで奇妙なことが起こる。人間の脳は反発して、わずかに完璧さに届かない、些細な点に注意を向けるようになる。アバターのリアリズムはこのとき、突如として不気味の谷に転がり落ちる——そして、アバターはゾンビのように見え始める。
人間の脳は不思議ですねえ、。
私はゲームをほとんどしません。最近の良くできたリアルキャラのでてくるゲームのCMをみてて、「キモチわるっ、。」って感じてしまうんですが、この感覚が素直な感覚なのかどうかは、ゲームを触っていないし、実際にみていないので、確信がもてないんです。ゲームしないから、その世界に嫉妬してるのかなあと、自分の感性を疑ってみたり、。
でも、この記事をみて、自分の感性が正しかったのかも、と、。
モニターの中で動きまわるのは二頭身キャラの方がかわいいと思います。が、このご時世、ハードもソフトも技術力がすすんでいくと、高解像度の「リアル」なものをめざす方向に進んでいくんでしょうねえ。
 これは、少なくとも現時点では、ということだ。いつかこの谷から這い上がるときがくる可能性はある。ゲーム業界ではこの問題への認識が高まりつつある(また、私自身を含む多くのライターも同様だ)。いつか家庭用ゲーム機がスーパーコンピューター『ディープ・ブルー』の性能に近づく日が来るだろうし、皮膚と目の物理現象に関するゲームデザイナーの理解も大幅に向上するだろう。

 そしていつかの日か、気の毒なナオミ・ワッツを正当に描ける人が現れるだろう。
感性との勝負でしょうね、。
この「不気味の谷」を何も感じずに歩いている人がもう既にいますから、。人間は慣れる生き物ですから、。感性が退化する前に、技術が追いついてほしいです。
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by iiwi2 | 2005-12-12 22:09 | ひとこと